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多様な「はたらく」を支援するために、多様性あふれるチームをつくりたい。

テクノロジー本部 デザイン推進統括部 クライアントサービスデザイン部
ゼネラルマネジャー(兼務 デザイン組織開発グループ/UXリサーチ第1グループ/UXリサーチ第2グループ)

藤井 烈尚 さん

藤井 烈尚

テクノロジー本部 デザイン推進統括部 クライアントサービスデザイン部
ゼネラルマネジャー(兼務 デザイン組織開発グループ/UXリサーチ第1グループ/UXリサーチ第2グループ)

学生時代にグラフィックや3Dのデザインを学んだ後、コンシューマーゲーム企業の開発現場に飛び込む。その後、スタートアップから一部上場企業までデザイン組織を4度立ち上げる。2019年10月パーソルキャリアに入社し、5度目のデザイン組織づくりに従事。2020年4月よりUXデザイン部のゼネラルマネージャーに就任し、新規事業のデザイン組織や、デザイン推進統括部(NUTION)を組成。副業でスタートアップのデザイン顧問、ボランティアで全脳アーキテクチャ勉強会(汎用人工知能の勉強会)の実行委員も務める。

  1. (01)

    (働き方のスタイル) Style of Work

    ビジネス、テクノロジー、そしてクリエイティブ。職域を超えて、ユーザーの体験価値向上を。

    現在の業務内容を教えてください。

    藤井:

    2020年4月から新規事業を生みだす領域のデザイン組織「UXデザイン部」を組成し、そこのゼネラルマネージャー(GM)を務めています。0→10フェーズの新規サービスを生み出すためにデザイン人材が集結していて、サービスデザイナーやUI/UXデザイナー、UXリサーチャーといった人たちがパーソルグループのビジョンである「はたらいて、笑おう。」を実現するために開発に取り組んでいます。パーソルキャリアの代表サービスdodaは、転職というある意味で非日常の中にある方々に向けたもの。ビジョンの実現には、はたらく方々の日常を支援するサービスがまだまだ足りてないと考えていて、パーソルキャリアの新たな軸となるサービスを社会実装すべく頑張っています。

    これまで新規事業やデザイン組織を何度も立ち上げ、さまざまな経験を積まれた後にパーソルキャリアへ入られたんですよね。

    藤井:

    入社を決めた理由は「はたらいて、笑おう。」に象徴されるパーソルの姿勢に共感したことでした。以前勤めていた会社の上司がパーソルにいて「デザイン組織の強化を」と頼まれたんですが、「はたらく」のイメージをしっかりすり合わせられたことが大きかったです。「はたらく」の定義が金銭を得る労働だけではつまらないと思っていて、おじいちゃんやおばあちゃんが孫の世話をするといったコミュニティへの貢献も含む広い意味での「はたらく」が大事だと考えているんです。面接の際に組織を統括する柘植(現:パーソルホールディングス株式会社 執行役員 CIO/CDO)に、その話をしたところ「その解釈でいい」と言われたので気持ちが上がりましたね。
    もう一つはパーソルキャリアがHRに関するビッグデータをもっていること。過去の経験ですが、海外のITジャイアントが日本に上陸してきて悔しい思いをした事業があって、海外企業には参入障壁が高い分野で日本を元気にする仕事がしたいという考えがあったんです。HRテックの分野はまさに強い優位性があって、これだ!と。

    実際に入社していかがでしたか?

    藤井:

    クリエイティブ分野の人間だけではなく、テクノロジー分野やビジネス分野の人たちと同じ目標を向いて苦楽を共に取り組めるのは事業会社だからこその魅力であり強みです。それにパーソルキャリアは職域問わず「ユーザーの体験価値の向上」をめざす人ばかり。そんな社内風土に恵まれた環境のなかでデザインの仕事をできるのは珍しいですよね。
    パーソルキャリアでは、僕の入社前から経営におけるデザインの重要性やBTCモデル(良いサービスの開発はBusiness、Technology、Creativeの融合が欠かせないというビジネス論)の構築をめざしていて。営業職をはじめとするビジネス領域の人材が中心だった組織が、次にテクノロジー人材を採用して技術領域にも力を入れ、最後にクリエイティブが必要だと取り組みを始めていたんですよね。さらにデザインに注力しようとアクセルを踏んだのがちょうど僕が入社した頃でした。今回の組織改革もその一歩。最近はいわゆるデザインファーム出身者も増えていて、高速にイテレーティブな開発を行う事業会社の良さと制作会社のクオリティを兼ね備えた組織になることも視界に入ってきています。

    複数の軸は財産。副業やボランティア、プライベートな活動が自身の可能性をふくらませる。

    デザイン組織を率いる立場として心がけていることは?

    藤井:

    多様性のあるチーム作りです。パーソルキャリアのサービスは労働人口6,700万人の「はたらく」をエンパワーするもの。仕事が人生における最重要課題の人、仕事よりも趣味を優先したい人、家庭との両立を実現したい人、スポットで働きたい人…、ひとくくりにできない「はたらく」が対象だから、作る側も多様な視点をもたなくては良いサービスが生み出せません。
    だからメンバー一人ひとりの存在が重要であり、デザイン人材がしっかり個性と力を発揮しながら成長できる環境を整え、彼らの「はたらく」を支えるのが自分の大事な仕事だと思っています。以前から、ともに働く人が次のステップに進む際には自分と出会う前より多くの選択肢と強みを持てるようにしたいという想いがあったんです。だから職能的なことはもちろんライフステージ、描く未来像なんかもヒアリングして、メンバーが未来の選択肢を広げられるような業務・環境改善に取り組んでいます。

    藤井さんは副業やボランティア活動もされていて、自らも複数の軸を持たれていますね。

    藤井:

    これからの時代、所属コミュニティが少ないのは不利だと考えていて、多様な評価軸・価値観を自分の中にいくつも持っておきたいんです。そのためには会社以外の活動、それは副業だったり趣味だったり、地域のつながりだったり。なんでもいいのですが、複数のつながりがあったほうが視野も人生も広がりますよね。

    副業のスタートアップ企業、全脳アーキテクチャ勉強会(汎用AIの勉強会)の実行委員ボランティアではどんなことをされているんですか?

    藤井:

    スタートアップ企業はデザイン顧問といってもごく少人数の組織だから、いちデザイナーとして手を動かしたり、CEOと事業の方向性を話したりしています。パーソルではマネジメント業が主なのでデザイナーとしてコミットする場が欲しかったのもありますが、スタートアップ企業に身を置きたいという想いもありました。リソースが潤沢じゃない状況でも「サービスを生み出し、世の中を変えていく!」という緊張感や開発への真剣味はスタートアップだからこそ。パーソルキャリアでも大企業の恵まれた環境をもちながらスタートアップライクでもある、良いとこ取りな開発組織を目指しているので、副業での経験は本業にも役に立っていると思います。
    汎用AIに関するボランティアは未来に向けたアクションです。10年ほど前に「自分が笑っている、一番遠い未来ってなんだろう?」と考えたときに「大人になった娘たちが笑ってはたらいている社会」というビジョンが浮かんだんです。その頃には汎用AIが社会に相当な影響を与えるだろう、そのためにデザインがきっと何か役立てるだろうと、神経科学者や技術者が参加する汎用AIの勉強会に参加するようになったんです。実行委員としてお手伝いしていて、今後も続けていきたいと思っています。

  2. (02)

    (生き方のスタイル) Style of Life

    パーソルキャリアで気づいた家族とのかけがえない時間。仕事とプライベート、どちらも充実する人生を。

    藤井さんが人生でもっとも大事にしていることはなんですか?

    藤井:

    やっぱり家族ですね。2010年代はスタートアップで働いていて家庭を犠牲にして働かざるをえなかったんですが、今パーソルキャリアで人間らしく働けるようになって(笑)、妻と中学生・高校生の娘たちと過ごす大切さはあらためて感じますね。子供たちも大きくなって前みたいに手を繋いで歩いてくれるわけじゃないけれど、リモートワークなので仕事の合間に妻や娘たちとの軽いコミュニケーションがあったり、自分が担当する家事をしたり。レジン細工とYouTubeに夢中な下の娘が「動画を見せて」と仕事部屋に乱入してきたり。そんな風になにげない家族との時間を過ごせるのがいいなと思います。僕の働く姿が「見える化」したことで、家族にもがんばっていることを少しは理解してもらえたようですし(笑)。

    休日もやはりご家族と?

    藤井:

    娘たちが小学生の頃は所属していたドッジボールクラブの運営に参加して、デザイナーとしてクラブのロゴや横断幕、Tシャツを作ったり、土日は試合に応援にいったりしていました。下の娘が今年中学生になって手が掛からなくなった今は妻との時間が増えて、週末にふたりで散歩してそのまま古民家カフェでビールを飲んだり、のんびりと過ごす時間も好きですね。

  3. (03)

    (未来へのスタイル) Compass to the Future Compass to the Future

    個々の力をのばし最大化する環境が、スタッフの、そしてビジネスの次を切り拓く。

    今後の目標をお聞かせいただきたいです。まずは個人的な目標はありますか?

    藤井:

    将来は、人間と汎用AIの関係性をデザインしたいと考えています。知能爆発後(知能爆発:自己学習をはじめた機械の知能が飛躍的に向上すること) の汎用人工知能は人間の手を離れていく存在になるので、社会により良いAIとするには設計段階で人間との良き関係性を折り込めるかにかかっています。そこにデザインを通して……もはやデザインとは呼ばないのかもしれませんが、自分の能力を活かしたアプローチで貢献したいですね。

    では最後に、UXデザイン部のGMとしての目標がありますか?

    藤井:

    なんといっても会社の新たな柱となる新サービスの実現。パーソルキャリアのビジョン・ミッションの実現にデザインを通して寄与し続けたいです。そのためには強いデザイン組織が欠かせないので、よいサービスを数多く生み出せるよう、今後も組織を頑張ってアップデートし続けていきます。世の中も環境も変化が多い現代。多様性がない組織は、変化に適応できず未来がないと考えているので、多様なメンバーが集まって多様なチームを構成し、多様なアウトプットを生み出していく、そんな進化し続けるデザイン集団にしたいですね。パーソルキャリアならできると思っています。

    デザイン人材が鍵となってくるこれからのパーソルキャリアにはどんな人が向いていると思いますか?

    藤井:

    まず成長意欲が高い人、そして「いい人」かな(笑)。BTCモデルでBやTに越境して共創するので、クリエイティブ以外の領域の人・コトにも想像力を働かせ、困っている人がいれば一緒に伴走できるという意味で「いい人」。パーソルのカルチャーや強みを理解して、「いい人としての行動がとれる」ということです。
    先に話しましたが、事業会社と制作会社、大企業とスタートアップ、それぞれのいいとこどりした組織をめざしているので面白くなりますよ。いろんな色をもつメンバーが、多くの人とコラボレーションする無限大の組み合わせを通して、自分の想像を超える良いサービスを提供していく。そんな体験は大きな財産になりますので、ぜひご自身の可能性を広げてほしいと思います。

    ※ 所属・肩書および仕事内容は、取材当時のものです。

    執筆:宗像 誠也(White Note Inc. )
    撮影:吉田周平
    編集:重松 佑(Shhh inc. )

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