「デザイナーのキャリアオーナーシップ探索プロジェクト」実施の背景
ビジネスの世界で、デザインの必要性が話題に上がるようになって久しいですが、いわゆる経営・テクノロジーの知識・経験を持つ高度デザイン人材はまだまだ不足しています。また、企業のデザイン人材が求められる知識量や役割の大きさに対して、キャリア形成の機会や活躍できるフィールドは少ない現状にあります。これらは、ロールモデルの不在なども要因として考えられます。
パーソルキャリアでは、「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」をミッションに掲げ、「キャリアオーナーシップ」を育む社会の創造を目指す取り組みを行っています。「キャリアオーナーシップ」とは、自身のキャリアに対し主体的に取り組む意識と行動のことです。デザイン組織やデザイナーという職種においても、その例にもれません。
本プロジェクトでは、デザイナーのよりよいキャリアを後押し、活躍するフィールドを広げることを目的に、調査報告書やデザイナー向けのキャリアを振り返るツールなどを、全5回にわけてFacebookページにてお届けしてまいります。一人でも多くのデザイナーのキャリア形成のヒントとなれば幸いです。
デザイナーのキャリアオーナーシップ探索プロジェクト第4弾
デザイナー向けキャリアオーナーシップ育成ツール「DESIGNERS ARE DESIGNING」概要
自分はいったいなにをデザインしてきたんだろう?
いまなにをデザインしているのだろう?
これからデザインしていきたいものはなんだろう?
「DESIGNERS ARE DESIGNING」は、デザイナーが自身の現在地を探り、キャリアオーナーシップを育みながら、キャリアを歩むことを手助けするツールです。
Ⅰ. BOOK ーデザインする十人の答えー
「DESIGNERS ARE DESIGNING」では、デザイナーがキャリアオーナーシップを育むための視点を3つの学問というカタチでまとめています。BOOKには、3つの学問に紐づく質問に対しての、デザインする十人の答えが掲載されています。
ー3つの学問ー
01 RETROSPECTOLOGY 振り返り学
Q1 仕事の選択やキャリアパスに影響した原体験は何ですか?
Q2 ここ2~3年の最高な仕事をできたアウトプットは何ですか?
Q3 これからデザインしていきたいと思っているものは何ですか?
02 INPUTOLOGY インプット学
Q1 インプットはどのくらいの頻度で行っていますか?
Q2 どんな時にインプットの重要性を感じますか?
Q3 普段どうやって、どんなインプットを行っていますか?
03 VIBESOLOGY ヴァイブス学
「1人ではたどり着けないところに、着くことができた」と、誰かとの協業でヴァイブスを感じたときはありますか?
その時のエピソードを3つ教えてください。
BOOK ーデザインする十人の答えー
3つの学問(振り返り学、インプット学、ヴァイブス学)に紐づく質問に対しての、デザインする十人の答えが掲載されています。デザイナーとしての自身のキャリアへの向き合い方の参考になれば幸いです。
Ⅱ. WORKSHEET
「BOOK デザインする十人の答え」とおなじ質問が掲載されたワークシート。ご自身の経験や普段のインプットの仕方、ヴァイブスを感じた瞬間を振り返りながら、答えを埋めてみてください。
WORKSHEET
「BOOK デザインする十人の答え」とおなじ質問が掲載されたワークシート。ご自身の経験や普段のインプットの仕方、ヴァイブスを感じた瞬間を振り返りながら、答えを埋めてみてください。自己や他者のデザイナーとしてのあり方に、出会い直す道具としてご活用ください。
Ⅲ. EPISODE CARD
デザイナーのキャリアオーナーシップ探索プロジェクトで作成した調査報告書「高度デザイン人材のキャリアオーナーシップ獲得要因」内の掲載コンテンツ「点と点を結ぶためのエピソード100」をエピソードカード化。自分自身がどのように行動と選択をしているか、改めて振り返るためのツールとして作成しています。一人で自己との対話のきっかけに使うのはもちろん、チームや組織で集まる場でも使用できるようにカード型にしています。こちらのカードは、プロジェクト第3弾として先行公開しております。
点と点を結ぶための100のエピソードカード
第1弾のレポートに掲載された「点と点を結ぶためのエピソード100」をカード化しました。自己との対話のきっかけに使うのはもちろん、チームや組織で集まる場での使用も想定しています。「自分自身がどのように行動と選択をしているか」を改めて振り返るツールとして、ぜひご活用ください。
ツールBOX
「DESIGNERS ARE DESIGNING」のPDF版に加え、同コンテンツのリーフレット版と特製ステッカーなどを同封したツールBOXも作成しました。こちらはNUTION組織メンバー及び関係組織に配布予定です。詳細については、今後の投稿もしくはFacebook公式ページ「NUTION by PERSOL CAREER」にてお問い合わせください。
本ツールの活用手法について
本ツールはデザインする人が使い方を工夫できるよう、使い方を1つに定めていません。ツールの設計思想についてはツールディスクリプションにてご確認いただけます。
第5弾以降もFacebookでも発信していきます
Facebook公式ページ「NUTION by PERSOL CAREER」にて、今後「DESIGNERS ARE DESIGNING」の組織での活用事例をご紹介いたします。
※ 所属・肩書および仕事内容は、取材当時のものです。
(NUTIONで一緒にデザインしませんか?)
未知の領域へ越境し、成長し続けていきたい人。「はたらく」へのデザインを通じ、より社会へ貢献できる仕事がしたい人。NUTIONは、そんな価値観を共有できる仲間を探しています。