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ワークとライフのベストバランスを、自分らしく心地良く追求していきたい。

テクノロジー本部 デザイン推進統括部 クライアントサービスデザイン部 デザイン第2グループマネジャー UI/UXデザイナー

佐藤 匠生 さん

佐藤 匠生

テクノロジー本部 デザイン推進統括部 クライアントサービスデザイン部 デザイン第2グループマネジャー UI/UXデザイナー

スタートアップ企業、不動産系ベンチャー企業勤務を経て、2018年パーソルキャリアに入社。当初は新規事業・サービスの立ち上げを主なミッションとするチームに所属。現在はデザイングループのマネジャーとして9名のメンバーのマネジメントに従事しつつ、UI/UXデザイナーとしてプロジェクトにも参加している。2022年より山梨に移住し、フルリモート勤務にシフト。豊かな自然がすぐそばにある土地で、ワークとライフが心地よく溶け合うライフスタイルを実践している。

  1. (01)

    (働き方のスタイル) Style of Work

    「dodaを超える新サービスを作る」。その想いを胸にパーソルキャリアへ。

    業務内容を教えてください。

    佐藤:

    主に法人向けプロダクトを扱うクライアントサービスデザイン部のデザイン第2グループでマネジャーとUI/UXデザイナーを兼務しています。マネジャーとしては、9名のチームメンバーのマネジメントを行っています。主には今後のキャリアを見据えてアドバイスしたり、多様な経験をしてもらうために“打席”を用意したり、日常業務で発生する悩みに対するケアをしたりしています。またUI/UXデザイナーとしては、今は「HR Spanner」というサービスにリードデザイナーとして携わっています。サービス全体のデザインを担っているのですが、このサービスに関してはデザイナーは僕一人なのでゴリゴリと自分で手を動かしてデザインしています。

    以前はスタートアップ企業にいた佐藤さんがパーソルキャリアに入社したのはどういった経緯なんですか。

    佐藤:

    スタートアップ時代の先輩が先に入社していて、その人から声をかけてもらったのがきっかけです。「新規事業を作る部署が立ち上がるから新しいサービスを一緒に作らないか」と。僕は「何を作るか」と同じくらい「誰と作るか」が大事という考えを持っていて。人材系サービスのど真ん中とも言える「doda」を擁するパーソルキャリアの中で、旧知の仲間たちと、新たに尖ったサービスを作るのは面白いに違いない、と思いました。それに、大きな企業の中でアウトサイダー的な動きをしていくことに“厨二心”をくすぐられたというのも正直ありました(笑)。

    入社してみて、どうでしたか?

    佐藤:

    実際、面白かったです。今となってはデザイナーの組織も大所帯になっていますが、当時は広いオフィスの隅っこにパーテーションで区切られた4畳半くらいのスペースで。そこに企画・開発・デザイナーが5〜6人集まって、ひたすら新規事業を考えて作り出すという毎日でした。メンバーはみんな熱量が高くて、「dodaを超えるサービスを作るんだ!」とか言いながら、日々熱い議論を交わしていましたね。

    スタートアップとパーソルキャリア、両方を経験して違いや共通点はありましたか。

    佐藤:

    スタートアップは、やはりスピードが速かったです。でもそれは、事業規模としても組織としてもそれほど大きくなかったからこそ実現できていたスピード感だったのかなと今は思います。スタートアップのような驚異的なスピード感こそありませんが、パーソルキャリアも速いと感じます。でも、無謀で無茶なスピードではなく、もっと堅実で着実なスピード感と言えばいいのでしょうか。最上流には会社としてこうすべきという使命があって、そのために必要なサービスがこうで、それを作り出すのに必要なのはこれ、というふうにロジカルにプロジェクトが構築され、プロダクトが生み出されていきます。たとえるなら、霧の中を先の見えない中でもがきながら走っていたのがスタートアップ、見通しの良い鋪装された道路を走っているのが今。そんな体感的な違いがありますね。

    一方で、共通点としては事業に対する熱量の高さがあげられます。パーソルキャリアのサービスオーナーたちはみんなより良いサービスを作るのに本気で、UIに関しても「このプロダクトはこうあるべきだから、デザインはこうなんだ」と明確かつ強い意思をもっていて、バチバチと議論が発生することもあります。大きな企業でありながら、スタートアップのような熱を感じますね。

    入社前・入社後では会社のイメージも変わりましたか?

    佐藤:

    入社前は良くも悪くも古風な事業会社というイメージを持っていました。みんな淡々とはたらいているのかなと勝手に想像していたんですが、実際はみんなハツラツとしていて、目標に向かって一生懸命で、熱量が高くて、良い意味で想定を裏切られました。新規事業立ち上げの部署にいた頃、リサーチのために営業フロアの休憩スペースにアポなしで入っていって営業職の人にインタビューをしたことがあったんです。当時、僕ら新規事業のチームは社内的な知名度はほぼゼロだったのですが、居合わせた人に声をかけたら「もちろん、いいですよ!」と即答。しかも、想定しているターゲット像の話をしていたら、そのペルソナにぴったりハマる別の人をその場に連れてきてくれて、リサーチがめちゃくちゃ捗ったということがありましたね。

    別職種・別組織との距離感も近く感じますね。

    佐藤:

    そうですね、かなり近く感じます。僕たちUI/UXデザイナーがプロジェクトで一緒になることも多いUXリサーチャーやサービスデザイナーも話しやすい人ばかりです。プロジェクトによってはUI/UXデザイナーがサービスデザイナーやリサーチャーの役割を担う場面もあるんですが、困ったことがあったり分からないことがある時は彼らがいつでも相談にのってくれるんです。だから安心感がありますし、仕事の品質向上にも僕らのスキルアップにもつながっています。「GIVERでいよう」という組織カルチャーがあるので、互助的というか、フラットに協力し合う意識が根付いているのかなと思います。

    メンバーの成長が最大のやりがい。一人ひとりの「はたらいて、笑おう。」を支えていく。

    グループビジョン「はたらいて、笑おう。」をどう感じていますか。

    佐藤:

    はたらく人たちが心に抱いている願いが簡潔に言語化されていて、とてもいい言葉だと思ってます。社内でもメンバー同士の会話やミーティングの時に頻繁に出てくるんですよね。「これって『はたらいて、笑おう。』になるかな?」といった風に。サービスを開発する際の軸になっていますし、僕も「自分ははたらいて笑えてるのか?」「どうやったら笑えるかな?」なんて日常的に自問自答したりしています。日々の中で忘れてはいけない大事なことを思い出させてくれて、初心に立ち返らせてくれる言葉ですね。

    仕事をする上で大切にしている価値観などはありますか?

    佐藤:

    まず「なるべく無理をしない、無理をさせない」です。「一生懸命」と「無理をする」は違うと思っていて、僕自身、一生懸命に仕事はするけれど無理な負荷がかかるとパフォーマンスが出せないタイプなんです。だから、無理したくないし、人にも無理をさせたくないんです。もうひとつは「自分らしく、ありのままに、わがままに」ですね。「自分らしさ」がどういうものなのかまだわからない部分もあるけれど、ちょっとずつ見つけていければ良いな、と。あとは、何かあってもためこまずに時には少しずつわがままを発散したりしながら、常に自然体で良い仕事をしていきたいと思っています。

    マネジャーとしてメンバーとの関係性で意識していることはありますか。

    佐藤:

    仕事の結果だけでなく、その過程で得られたものにも焦点を当ててポジティブなフィードバックをするようにしています。設定した個人目標を達成できたか・できなかったかも、もちろん大事ですが、その過程や目標以外のところにも成長があるはずですからね。本人も気づいていないようなことが、その人の長所につながっていたり、意外な成長の芽になっていたりするので、マネジャーである僕がそれを見つけなくては、と思っています。

    仕事のやりがいをどんなところに感じていますか。

    佐藤:

    メンバーの成長に尽きます。今の僕のポジションでは、それ以上のやりがいはまだ見つけられていません。みんなの成長に少しでも寄与していると感じられることが最高の喜びになっていますね。それと現在はフルリモートでマネジメントをしていて、なかなかチャレンジングな状況だと思っています。直接会わなくても組織として成り立ってはいますが、もっといい組織の形があるんじゃないかと模索中です。同じ空間で直接顔を合わせて仕事していれば、チームの一員としての自覚やチームワークは自然発生的に生まれてくるもの。それをリモートの状態でどうやって作り出していくか。それがマネジャーとしての今の課題で、自分の次のやりがいにつながっていくんじゃないかと思っています。

  2. (02)

    (生き方のスタイル) Style of Life

    移住で、いっそうふくらんだ家族の幸せ。普通の日々が愛おしい山梨暮らし。

    佐藤さんは山梨に移住してリモート勤務していますが、どんなきっかけで山梨行きを決めたのですか。

    佐藤:

    理由は複数あるものの、大きいのは今4歳の娘の存在です。僕は青森に生まれ育ち10歳からは宮城で暮らし、大人になり東京に出てきたんですが、山・川・海の自然に囲まれて暮らした子ども時代が鮮明に記憶に残っています。都会暮らしと田舎暮らしの両方を体験したうえで、子どもにものびのびと育ってほしい、両方のいいとこどりを経験させてあげたいと思ったんです。そこで都市部にもアクセスしやすい、妻の出身地である山梨に移住を決めました。仕事もフルリモートで続けていますし、東京の知人・友人とも会いやすいから、移住で手放したことは何一つなくて。満員電車や近隣の騒音など、東京で感じていたイヤなことがすべてなくなって、子どもは自然の中をのびのび走り回っていますし、妻は実家も近くて安心だし、家族みんなが心地良く暮らせています。

    「子どもにとって頼り甲斐のある父になる」という野望があるとか?

    佐藤:

    僕自身、幼い頃は母子家庭育ちで父親のロールモデルが自分の中にないものだから、ないなら自分で作ってしまおうと思って。頼り甲斐のある父親は、とりあえず背中がデカいだろう、嫌なことがあっても笑い飛ばしてくれるだろう、怒る時はちょっと怖いだろう……とパーツを組み合わせて理想像を思い描いてやってますね。そのひとつに「娘に激甘」というのもあるのですが…(笑)。

    ご家族の楽しい姿が目に浮かびます(笑)。日々の中でどんなことを大切にして、どうワークとライフのバランスをとっているんですか。

    佐藤:

    「同じ時間に起きて、同じ時間に寝て、自分の中のリズムを崩さないこと」「無心になれる時間をつくること」「家族との時間を最大限確保すること」ですね。平日は仕事で自宅にこもりがちなので週末には良い空気を吸いに外へ出てリフレッシュしています。また、仕事に集中できるように仕事部屋では仕事以外のことをしない、音楽を流すといった風に、自分なりのメリハリをつけて、仕事モードにすぐに切り替わるように気をつけています。娘が仕事部屋に入ってくると一気に崩れてしまいますけどね(笑)。

    日々の夕飯はほぼ僕の担当で、娘や妻がおいしいと思うものを作れるか、毎回真剣勝負です。妻はおいしいとものすごく喜んでくれるし、娘はまだ小さいからはっきり言葉にするわけじゃないけれど、おいしい時は夢中になって食べてくれるんです。その姿を見たいがために、日々試行錯誤してる感じですね。「前にパパが作ってくれたアレが食べたい」なんて後から言ってくれることもあってそれはうれしいんですけど、凝りに凝って作ったパスタソースに全然手をつけてくれない時もあって、その時はもう……(笑)。

    愛車でのドライブや洗車も楽しみの時間だとか。どんなところがお好きなんですか。

    佐藤:

    窓が大きく車高が高いので、運転してる時の景色がすごくいいんです。角ばったフォルム、気品のある色味も好みで、内装のパーツにウッドが贅沢に使われているのも今どきの車にはない魅力。後部座席はソファのような座り心地で、すっかりくつろげるのもお気に入りポイントです。

    選んだきっかけは20代前半に、この車を偶然見かけて「モノ」としてすごく惹かれたんです。でも車の維持費を計算し、必要性を検討して当時は買わないという判断をしたのですが、移住して車が必須の生活になった時に「これしかない!」と購入しました。夢を叶えて僕は大満足ですが、燃費が悪くて修理費や税金も高いから、妻はなんとか手放す方向にもっていこうとする(笑)。でも僕はこの車での時間が大好き。子どもが一緒に遊んでくれている間は乗り続けたいと頑張っています。

  3. (03)

    (未来へのスタイル) Compass to the Future Compass to the Future

    はたらき方も、未来の可能性も、限定しない。枠にとらわれず、「はたらく」を自分のものに。

    これからパーソルキャリアで実現したいことはありますか。

    佐藤:

    マネジャーになって約2年。まだ「マネジャーです」って胸を張って言えるほどのものを掴めていないと思っているので、それを見つけて、自分なりのマネジメントを確立することが第一ですね。自分の中に確固たる軸がないとブレちゃいますし。どんなに細くてもいいのでしっかりとした軸を持ちたいなと。また、プレイングマネジャーをしていると、プレイヤーとマネジャーの両方は大変だからどちらかに絞ったほうがいいと助言をもらうんです。でも、どっちも諦めなくて良いじゃん、って思っていて。自分の身の振り方を制限しないで、個々がもっと自由に、もっと柔軟性高くはたらけるようになったらいいなと。個人としても、組織としても、そういう環境を実現していきたいですね。

    1人のデザイナーとしてこれから作っていきたい未来はありますか?

    佐藤:

    実は今、あまり「デザイナー」と名乗りたくない気持ちも出てきているんです。「UI/UXデザイナーだからUI作らなきゃ」みたいに、肩書きが枠を作ってしまって、視野や可能性を狭めることも多い気がしていて。これまでの肩書きにとらわれないはたらき方があるんじゃないか、と思うんですね。例えば「営業デザイナー」だってありだと思います。デザイナーが今日は外回り営業いきます!なんて、スイッチできるはたらくがあってもいいじゃないですか。各職種が溶け合って、デザイン人材の仕事がもっと広がっていく未来があっていいし、僕自身もそうありたい。会社のミッションである「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」ですよね、まさに。

    パーソルキャリアではどんな人が向いていると思いますか。

    佐藤:

    前向きなメンバーが多く、職種混合チームで仕事をすることも多い会社なので、他者と関わることに抵抗がない方、成長意欲が高い方、チームプレーでの成果を求める方でしょうか。他には、別領域からの転身だからこそ大きな学びを得られる実感があるので、いろんな分野でデザイナー経験を積んできた方で、自分の専門性を誰かとシェアしながら新しい視野も得て、専門性を高めたいと考えるような人にも向いていると思いますね。

    ※ 所属・肩書および仕事内容は、取材当時のものです。

    執筆:宗像 誠也(White Note Inc. )
    撮影:吉田周平
    編集:重松 佑(Shhh inc. )

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