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暮らしも仕事もあきらめない。距離を越えた新しいワークスタイルを実践。

テクノロジー本部 デザイン推進統括部 戦略デザイン部 リードディレクター

石部 香織 さん

石部 香織

テクノロジー本部 デザイン推進統括部 戦略デザイン部 リードディレクター

東京のマーケティング会社・デザインファームの勤務を経て、2016年香川県の離島・男木島へと移住。「地域おこし協力隊」として3年間活動し、任期を終えた後はフリーランスのディレクターとして香川県内企業の新規事業プロジェクトに従事する。2022年1月パーソルキャリアに入社。男木島に在住しながら、フルリモートで勤務。サービスデザイナーとして複数のプロジェクトに携わる一方、畑づくりや味噌づくり、自宅のDIYにいそしみ、島暮らしを満喫している。

  1. (01)

    (働き方のスタイル) Style of Work

    暮らしも仕事もあきらめない。距離を越えた新しいワークスタイルを実践。

    現在の業務内容を教えてください。

    石部:

    エンジニアリング統括部テクノロジー本部UXデザイン部のサービスデザイングループで、サービスデザイナーを務めています。現在は、フリーランスのエンジニア向け仕事マッチングサービス「HiPro Tech(ハイプロ テック)」と、キャリアの健康診断サービス「パーソルミライズ」という二つのプロジェクトに携わっています。プロジェクトのフェーズごとに担当する業務は違っていて、たとえばデザインスプリントの際にはワークショップを設計したり、有意義な議論を促すファシリテーションを担ったり、制作を進めていく中では要件定義や情報設計、プロジェクトマネジメントを行ったりします。

    2016年に香川県の離島・男木島に移住して、2022年の入社時からフルリモートで勤務していますよね。どのような経緯でパーソルキャリアに?

    石部:

    移住前は東京のマーケティング会社やデザインファームではたらいていまして、当時の上司がパーソルキャリアに転職したことがきっかけです。その方からは、上層部がデザインに理解がありデザイン組織の強化に注力していることや、デザイナーにとってはたらきやすく成長できる環境があることを伺っていました。「はたらきやすそうな会社だな」と思って聞いていたら、「興味があれば紹介するよ。勤務もフルリモートでOKだから、男木島での暮らしと両立できると思う」と。2021年のことです。

    その頃はフリーランスとしてはたらいていて、香川県内の企業の新規事業立ち上げなどにプロジェクトマネージャーという立場で携わっていました。独立した立場でいろいろな人とはたらける充実を感じる一方で、経験したことのないスキルが求められたり、自分の力不足を感じる場面も多々あって。スキルアップしたい気持ちはあるけれど、同じ職種の人が周りにいないから学ぶのも難しい…、でももちろん島からは離れたくない。ちょうどそんなモヤモヤを抱えていた頃だったので、島で暮らしながら成長環境に身を置いてはたらけるという選択肢があることに驚きましたし、非常にありがたかったですね。

    そのときパーソルキャリアにどんな印象を抱きましたか? 今、実際に約半年はたらいてみてどうですか?

    石部:

    一人ひとりの人生に深く関わる「はたらく」に向き合ってサービスをデザインする姿勢に共感しました。また、社会に有益なものやポジティブな影響を与えるものを生み出していこうとしている組織だと感じています。実際、社内には前向きな人がたくさんいますね。一人ひとりが自分の能力を活かして主体的に仕事に取り組む社風があって、新しいものや良いものがどんどん生まれてきています。

    個人的にありがたいのは、成長の手応えが明確に感じられる点ですね。パーソルキャリアはスキルセットや個人の成長目標をきちんと言語化した上で仕事に取り組むので、「次はここを頑張るぞ」とか「目標クリア!」とか、習熟度が自分でもよく見えるのでとても助かっています。

    満足感や納得感が高まっていくはたらき方をしたいとずっと思っていたので、入社して半年ゆるやかに成長できている実感があって嬉しいです。

    リモートワークに最適化された環境が、各地のメンバーをスムーズにつなぐ。

    遠隔地からのフルリモート勤務。他の人と距離を感じることはありませんか?

    石部:

    それはないですね。部内には他に札幌や神戸住まいの人もいて、私だけが遠方にいるのではありませんから。それに今では組織全体がリモートワークになっているので、オンライン上にコミュニケーションの場が設けられていたり、情報取得に差が出ないよう業務に関する情報へアクセスしやすくなっていたりと、リモートワークを前提とした最適な環境が整っています。全国どこにいても、仕事がスムーズに進められるんです。

    リモートならではの良い点、逆に苦労や気をつけているポイントは?

    石部:

    体力や時間にゆとりがでて、やりたいこと、必要なことに力を注げるのがとても嬉しいです。朝、畑仕事をした後にすぐ仕事を始めるとか(笑)。通勤をしていたら、ちょっと考えられないですよね。

    リモートならではの苦労は特にないのですが、入社して半年なので人となりを知ってもらえるような発信は意識しています。「巨大なナスが採れました!」とか画像つきで報告して、みんなに笑ってもらったりしています(笑)。

    島での日常モードから仕事モードへの切り替えはどうしているんですか?

    石部:

    島は時間の流れもゆるやかでのんびりしていますので、入社当初はメンバ―の専門用語を駆使した活発なディスカッションや、とことんベストを追求する仕事ぶりに触れて、再び都会に出て来たような感覚になりました。私も簡潔にものごとを伝えることを意識して、仕事モードの話し方に切り替えるようにしているのですが、オンライン会議中に島のご近所さんが「石部さ〜ん、今おる〜?」と玄関をガラッと開けて入ってきたりして、島での日常モードと混乱することもしばしばです(笑)。でも、他の人もオンライン会議中にお子さんが突如画面に乱入することなんかもあり、仕事のすぐ隣にプライベートがあるおおらかさも、リモートワークの面白いところかなと思います。

  2. (02)

    (生き方のスタイル) Style of Life

    好きな土地に暮らし、好きな時間を過ごす、それがいちばんの幸せ。

    そもそも東京出身の石部さんが、どうして男木島に移住したんですか?

    石部:

    2015年に一人旅でふらっと訪れ、美しい景色やのどかな島の様子に心惹かれました。民宿のご主人から最近若い移住者が増えていることや、男木島も舞台の一つになっている瀬戸内国際芸術祭の楽しいエピソードを聞いたり、島の方々のオープンな雰囲気が感じられ、自分も住みたいと思い始めたんです。もともと人生で一度、自分のやりたいことと向きあう時間をもちたいと思っていたんですね。移住者にはWEB業界の人も多いとのことで安心感も湧きましたし、以前から興味をもっていた「食」をテーマにした活動も、ここでならきっと挑戦できる。そんな気持ちが高まっていたところに地域おこし協力隊が募集されていることを知り、これは運命!と応募しました。環境の大変化に家族には全力で止められましたけど、「何があっても私は行く」と(笑)、2016年12月に移住しました。

    実際に移住して、島暮らしはいかがでした?

    石部:

    島がますます好きになりました。景色は言うまでもないですが、小さな島ですからお店や畑、すべてが徒歩圏内にコンパクトにおさまっていて暮らしやすいです。そして何より暮らしている人がとっても個性豊かで素敵。移住者にも垣根なく接してくれるので、一緒に食事会やカラオケをしたりして、すぐに打ち解けられました。

    やりたいと思ったらやってみようが私のポリシーで、地域新聞を発行したり、麦畑をしたり、島の人たちに習った味噌づくりも良い味が出せるように研究中で……。これまでいろんなことをしましたが、これからはその中から持続可能性を感じられることに集中して取り組んでいきたいと思っています。地域おこし協力隊の任期は2019年まででしたが、できれば今後も長く暮らし続けながら、やりたいことを少しずつ形にしていきたいと考えています。

    今、プライベートな時間はどうやって過ごしているんですか?

    石部:

    いろいろですね。今は家の改装計画に夢中で、土壁を塗ったり床を張ったり、味噌づくり用の小屋をつくったり、他にも畑仕事をしたり、船に乗って高松の商店街に出かけていくこともあれば、島民のみなさんと島内で一緒に食事を楽しんだり。窓から景色をぼーっと眺めたり、そんななんでもない時間にも幸せを感じます。

    自分らしいはたらき方と、自分らしい暮らし方を両立されているんですね。日々大切にしていることはありますか?

    石部:

    仕事でも同じなのですが、ポジティブに、機嫌よく、物事に取り組むこと。あとは適度に余白をもつというか、無理をしないことでしょうか。やりたいこと、興味のあることはたくさんありますが、時間も体力も限りがあると心得て、何にエネルギーを注ぐかは考えるようにしています。優先順位をつけて、慌てず順番に。その方が一つひとつの物事を楽しめますよね。

  3. (03)

    (未来へのスタイル) Compass to the Future Compass to the Future

    「はたらいて、笑おう。」は100者100様。誰かの可能性を広げるようなサービスを。

    これからパーソルキャリアで実現したいこと、パーソルキャリアを舞台に成長していきたいことはありますか?

    石部:

    サービスデザイナーは開発の立ち上げからフィニッシュまで業務範囲が広く、各フェーズで必要なスキルや進行方法が異なります。入社してまだ日が浅いので全工程を担当したプロジェクトはありませんが、今後のプロジェクトを通して各フェーズでの自分の役割を意識しながらしっかり経験を重ねていきたいです。一番関心があるのは、事業戦略を練るフェーズで行うデザインリサーチです。プロダクトにユーザー視点を落とし込むのに大事なステップで、企画のヒントにつなげるためにはインタビュー設計や分析の仕方が肝になるので、より深いレベルで実践できる力をつけたいと思っています。

    フリーランスの活動や離島暮らしを経験されてきた石部さんに「はたらいて、笑おう。」という言葉はどう響きますか?

    石部:

    たとえばスキル向上、ビジネスでの成功など仕事そのもので笑いたい人、家族や趣味のためにはたらきプライベートで笑いたい人…、はたらく人の数だけある多様な「はたらく」を肯定するとても良い言葉だと思っています。私自身、フリーランスで色々な企業や人と出会えるのが楽しかったですし、組織に所属して特技を持った仲間たちとモノづくりできる今も楽しく、この先また別の楽しい「はたらく」と出会うかもしれません。誰もが個性にあった出会いやチャンスに恵まれて、いつからでも、どこからでも、その人らしい人生を見つけられ、動き出せる。そんな社会につながるようなサービスを作れるよう頑張っていきます。

    自分らしい「はたらく」を求めて、パーソルキャリアも新しい仲間が増えていくと思います。どんな人と一緒に働きたいですか?

    石部:

    前向きな気持ちがある人、物事に向き合うときにポジティブなスタンスを取れる人でしょうか。パーソルキャリアには本当にいろいろな個性の人がいますので、「サービスやプロダクトをより良くしようという気持ちで作る」その姿勢さえあれば、どんな人でも活躍できる環境だと思います。

    ※ 所属・肩書および仕事内容は、取材当時のものです。

    執筆:宗像 誠也(White Note Inc. )
    撮影:吉田周平
    編集:重松 佑(Shhh inc. )

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