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一人ひとりが未知の領域に“しみ出して”いける、デザイン組織を作りたい。

カスタマーP&M本部 デザイン部 ゼネラルマネジャー

三輪 亮 さん

三輪 亮

カスタマーP&M本部 デザイン部 ゼネラルマネジャー

学生時代は服飾・ファッションを学び、卒業後はアパレル業界へ。その後WEB業界に転身し、ビジュアルデザインやUI/UXデザインをはじめ、フロントエンドからディレクションまでWEB制作にまつわる幅広い役職や職域を経験。知識と経験の積み増しを続け、インターネット関連サービスを提供する事業会社でデザイン組織のマネジメントを担当した後に、2019年9月パーソルキャリアに入社。マネジャーとして組織戦略の立案や体制作り、領域をまたいだ複数のデザイングループのマネジメント等を行っている。好きなことは「学ぶこと」「食べること」「作ること」。外部の学びの場での知識獲得に積極的で、2022年は、宣伝会議コピーライター養成講座、TCL(Tama Art University Creative Leadership Program)などを受講。

  1. (01)

    (働き方のスタイル) Style of Work

    デザインの意味や役割が拡張していく時代、柔軟に“しみ出せる組織”を探していた。

    現在の業務内容を教えていただけますか。

    三輪:

    コンテンツマーケティング部クリエイティブグループでマネジャーとして、組織戦略の企画・運営やメンバーのマネジメントなどを行なっています。マネジメントしているのは複数の本部に所属する4つのデザイングループで、人数でいうと20数名。各グループが取り組む課題や目標を期ごとに定め、そこにメンバー個々の目指すキャリア・目標を紐づけて、メンバーと組織両方が成長できるように支える役割です。他には社内に向けて、「デザイン」に関する勉強会や啓蒙活動等をメンバーと一緒に行ったりしています。

    前職でもデザイン組織のマネジメントをされていたそうですが、どうしてパーソルキャリアに?

    三輪:

    2018年に経済産業省・特許庁から「デザイン経営宣言」が発表されましたよね。デザインの意味、果たす役割が広義になっていく時代の変化を感じまして、自分も過去のデザイン観にとらわれず視野を広げるべき時だ、と背中を押されました。「今後あるべきデザイン組織とは?」「デザイン人材が果たすべき役割とは?」と自分なりに考えていったんです。その時に明確な答えが見えたわけではなかったけれど「多様性のある組織づくり」がひとつの鍵となるだろう、と。さらに「しみ出したいときに、しみ出せる組織」が大事だと考えたんですね。

    「しみ出す」とは僕なりの表現です。所属するスタッフの気持ちであるとか、事業課題や時代の変化に対して枠にとらわれることなく、自在に人材配置や業務ができる柔軟性がある、そんな組織イメージですね。そんな環境を求めて転職活動をしていく中で、ここならと思えたのがパーソルキャリアだったんです。僕自身が「はたらく」をかなり楽しんでいる人間だと自覚していて、パーソルキャリアのビジョンである「はたらいて、笑おう。」を広げていく仕事に惹かれましたし、それに「人」の魅力も大きかったですね。面談でお会いした方は、抱えている組織課題のことや、今後はUX(ユーザー体験価値)とEX(従業員体験価値)の向上を両軸でやっていくべきだなど、とても熱く語ってくれて感銘を受けました。ここならば色々なチャレンジができて、新しいデザイン組織、しみ出していける組織が作れるだろうと思いました。

    「しみ出す」っていい言葉ですね、実際入社してどんな組織だと思いました?

    三輪:

    強く感じたのは、チャレンジする現場を後押しする社風と、意義あることはどんどん実現していこうという意志を持った組織だということです。入社前は大きな会社ゆえの承認フローの多さや複雑さ、物事を進めるスピード面が心配でしたが、むしろ逆。現場にしっかり裁量があり、手を挙げるとチャレンジでき、またそれを応援してくれるような環境があります。

    入社から約3年たった今は組織もさらに成長していて、以前にも増して個々がしみ出せる組織になっています。例えば、あるデザイナーは自分の職域外であるフロントエンドエンジニアの業務を経験したいと希望を出してフロントエンドグループを兼務していたり、ITコンサルタントから職種転換をした3年目のデザイナーがdodaのデザインシステムをリードするまでに成長して活躍していたり、新卒で入社したメンバーが、ページの改善提案を企画するところからデザイン、フロントエンドまでを担当するなど、様々なことにチャレンジしています。メンバーが未知の領域や分野にしみ出て、新しい可能性を広げる姿を見るのはこちらも刺激を受けますし、日々楽しいですね。

    はたらく個人を大切にする社風が、ブレイクスルーを軽やかに叶える。

    仕事をしていく上で大切にしていることはなんですか?

    三輪:

    事業や顧客、組織にどのような課題があり、デザインに何ができるのかは常に考えています。もし今の自分の知見で解決できないならば、僕はすぐ外部の講座や学校に学びに行っちゃうんです。得た知識やノウハウを業務で実践して、それまでは越えられなかった壁を越えるのが楽しいからです。 

    他には、人と話すこと、話しやすい関係性の構築でしょうか。様々な領域の担当者と会話し、その領域でデザインが貢献できることはないか、といったことを常に心がけています。またチームのメンバーとは隔週で1on1行い、個人の目標設定を話し合ったり、業務上の課題や困り事を聞いてディスカッションをしたり、逆にこちらが悩みを相談することもよくありますね。メンバーからのすごく良いアイデアで助けられることもありますし、上司から部下という一方向ではなく双方向でフラットに話せる関係ができて、そこから新しいものが生まれてくることもあるのかなと思っています。実際パーソルキャリアには、役職関係なく自然に会話が生まれるような風通しの良さがありますね。それがしみ出しやすさや創造性につながっているんじゃないかと感じています。

    これまでで一番心に残っているプロジェクトはなんですか?

    三輪:

    「dodaが実現したい未来」をテーマにしたインナー向けのブランドムービーの制作です。きっかけはP&M本部長との1on1のなかで「dodaが目指す姿を動画でわかりやすく伝えて、関わる人たちのモチベーション向上であったり採用促進に繋げていきたい」とお話をいただき、プロジェクトを担当させていただくことになりました。全体のストーリーや動画の中で使われるコピーを考えるなど、これまでにない経験が出来たのは、デザイナーとしてすごく貴重な体験でした。また、各方面からもとても良い反応をいただき、当初目的としていた「動画を見た人に感じてほしい感情」などもアンケート結果などから達成できた実感を得られ、そういった反応もとても嬉しかったです。また、本部長やその他の部門長と会話を重ねるなかで、dodaへの想いや熱量などがひしひしと伝わってきて、あらためてdodaをより良いサービスにしていきたいと強く感じた大事なプロジェクトでした。

    デザイナーという仕事の魅力をどう考えていますか。パーソルキャリアに来て変化がありましたか?

    三輪:

    見た目を作るデザインから、UXデザインや情報設計、組織文化の醸成など、デザインの幅がいろいろと広がってきているのかなと感じています。こういう時代だからこそ、自身のこれまでやってきたデザインの領域からしみ出しながら、新しことにチャレンジし、サービスを成長させていくことに大きなやりがいを感じています。また、何を強みにするか、どう価値を発揮するかは人それぞれですよね。僕自身はUI/UXからフロントエンド、マネジメントなど、わりとなんでもできるゼネラリスト的にキャリアを積んできたのですが、すべてに精通していなくともひとつ強みがあるとか、いろんな個性をもつ人が集まっているとか、そんな組織の方が多くの課題を解決できるのだと考えも変わってきました。デザインが包含するものがどんどん拡大してデザインの重要度が増していくこれからの時代に、多様性のある組織をどう作っていくかあらためて考えさせられますね。

  2. (02)

    (生き方のスタイル) Style of Life

    学びと食は、人生を豊かにする最高のエンターテイメント。

    プライベートで宣伝会議のコピーライター養成講座や多摩美術大学のTCL(Tama Art University Creative Leadership Programデザイン経営をビジネスに実装するための講座)に通われていたんですよね。

    三輪:

    先にお話ししたように仕事関連の知識をアップデートして業務で実験すること、学んだことを仕事に活かすことが単純に好きだし楽しいんです。とくに、学校でその道のプロの方に深い知識であったり、実践で活かせることを学び、業務で試してみるといったことを繰り返していまして、過去にもデザイン学校などいろんな場所で学びました。コピーライター養成講座は、業務で自分にコピーを選ぶ判断軸がないことに気づいたことからでしたし、多摩美はデザイン経営をもっと理解したいと思ったから。

    日々の業務のなかで出くわす難題や学ぶべき知識の発見をした際に、それをクリアして成長していくことが好きで、学びを遊びのような感覚で楽しんでいます(笑)。

    「学び」以外にはどんなことを楽しみにしているんですか?

    三輪:

    好きなものを食べることですね。料理は美味しいことはもちろん、お皿に盛り付けられた様子も美しくて目でも楽しませてくれますし、モノづくりの楽しさもありますから、食べるのも、作るのも両方大好きです。

    お気に入りの店に出かけたり新しい店の発掘も楽しみで、住む街周辺はもちろん、おいしいお店が多い中目黒あたりから、さらに鎌倉、千葉、埼玉へと足をのばすことも。おいしくて、店員さんの感じが良く、くつろいだ雰囲気があるお店が好きですね。

    ちなみに得意料理はなんですか?

    三輪:

    得意といっていいのかわかりませんが、キーマカレーや牛丼、親子丼、豚肉つけそば、豚バラ煮込み、肉じゃが、サバの味噌煮、餃子といった家庭料理はよく作ります。時間がある休日などにはいかめし、バターチキンカレー、パエリアなど、手間がかかる凝ったものを作ることも。手料理は食べる楽しさや作る楽しさに加えて、家の残り食材を使い切って冷蔵庫が綺麗になった時の達成感は最高ですね(笑)。

  3. (03)

    (未来へのスタイル) Compass to the Future Compass to the Future

    未来にひらかれたこの場所で、自分とスタッフ、そして社会の、はたらくワクワクを広げていく。

    今後パーソルキャリアで実現したいことを聞かせてください。

    三輪:

    全社的にデザインを推進していこうと取り組み始めたたばかりで、デザイン活用状況について様々な部署でアンケートをとったのですが、デザインの力をうまく活用できている領域がある一方で、デザインの活用方法がわからず手探り状態の領域がまだまだあるとわかりました。今、私たちが携わっている領域をブラッシュアップしながら、新たに介在すべき領域にしみ出していけるデザイン組織になれるよう頑張ります。

    人のデザイナーとしてめざす人物像はありますか?

    三輪:

    はたらくを楽しみながら、事業を成長させていくことができるデザイン組織を作っていけるよう、さらに成長していければと思っています。

    ワクワクする雰囲気、ワクワクはたらける仕組み。そういった状況を作ることができれば、いろんなところからいろんなものが自発的に生まれ、事業も成長できるとパーソルキャリアで実感しました。ワクワクする環境づくりを行いながら、そういった組織を作っていければと思います。

    進化していくパーソルキャリアでどんな人と一緒に働きたいですか?

    三輪:

    スタッフの声に耳を傾け、やりたいことを応援してくれる社風なので、能動的に何かをしたいと考える方には、すごく良い環境だと思います。自ら課題を発見して、新しいチャレンジに取り組み、周りの人たちともコミュニケーションをとりながら、解決していく。そんな「はたらく」を楽しめる方なら間違いなく活躍できるはずです。刺激を与え合いながら、僕たちも組織も一緒に成長していきたいですね。

    ※ 所属・肩書および仕事内容は、取材当時のものです。

    執筆:宗像 誠也(White Note Inc. )
    撮影:吉田周平
    編集:重松 佑(Shhh inc. )

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