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UI/UXデザイナーとして、価値あるものを長く使い続ける体験をデザインしたい。

クライアントP&M本部 プロダクト統括部 クライアントサービスデザイン部 デザイン第2グループ デザイナー

大橋 芽生 さん

大橋 芽生

クライアントP&M本部 プロダクト統括部 クライアントサービスデザイン部 デザイン第2グループ デザイナー

静岡生まれ静岡育ち。大学時代は総合大学の造形学部ビジュアルデザインコースで主に情報デザイン(インフォグラフィクス)やUXデザイン、サービスデザイン、ソーシャルデザイン、ユーザー調査・分析などのデザインリサーチの手法を学ぶ。2023年パーソルキャリアへの入社を機に上京し、研修期間を経て2023年夏に現部署へ配属。現在はUI/UXデザイナーとして「HR forecaster」の新機能開発のデザインなどを担当している。

  1. (01)

    (働き方のスタイル) Style of Work

    「人に寄り添い、課題の本質を追求できる仕事を」その想いを実現するため、新卒入社でパーソルキャリアへ。

    現在のお仕事内容について教えてください。

    大橋:

    2023年に新卒入社して現在2年目、中途採用支援サービス「HR forecaster(エイチアールフォーキャスター)」を担当しています。昨年秋に新機能開発のデザインチームに配属され、それ以来サービスデザイナーにリードしてもらいながらUI/UXのデザインを進めてきました。まだまだ先輩の後をついていくのがやっとという気持ちだったのですが、2024年の春、おめでたいことにその方が産休・育休に入られたんです。それをきっかけとして、現在は新機能開発のメインデザイナーとして日々奮闘しています。これまでは、サービスオーナーと私の間にサービスデザイナーが入り、サービスオーナーの想いや狙いを整理したり翻訳したりして、私に伝えてくれていました。今は直接サービスオーナーに話を聞くことができるのでうれしい気持ちがありつつ、メインデザイナーとしての責任感と、ほどよい緊張感を感じながら仕事に向き合うことができています。そのほかの業務としては、プロジェクトメンバーのプロダクト愛を高めるためのオリジナルTシャツやパーカー、コースターなどのグッズ制作に携わったり、社内のデザイナー勉強会の運営メンバーをしたり、パーソルキャリアへの入社を希望する学生さんとの面談をしたりと、いろいろ担当しています。

    充実していますね。そもそも大橋さんがデザイナーを志したのはどうしてなんですか?

    大橋:

    図工や美術の授業が好きな子どもだったんです。中学生の頃から雑貨店やカフェの素敵なパンフレットやチラシなどを集めていたりして、自分でもこういうものを作ってみたいという漠然とした想いを抱くようになって。それで地元の総合大学の造形学部に進学して、主にインフォグラフィックスなどの情報デザインやUXデザイン、サービスデザイン、ユーザー調査・分析などのデザインリサーチについて学びました。

    大学での学びはどうでしたか?

    大橋:

    入学当初は、私の中でデザインといえばグラフィックデザインもしくはプロダクトデザインというイメージが強く、しかもデザインは表層的な部分をキレイに整えたり、飾ったりするのが役割だと思っていたんです。そんな先入観を持っていたので、大学でのUXデザインの学びと自分が考えるデザイン観との間にギャップを感じてしまって…。解決すべき課題を明確にしたり、ユーザーのインサイトを調べたりという今では当たり前に意識している大事なデザインプロセスについても、当時は「これって自分がやりたいデザインなのかな?」って。そんなモヤモヤを抱えていたので、しばらくUXデザインから離れてバナー広告をデザインするアルバイトや、学生情報誌を作成するインカレ団体で取材執筆などをしていたんです。いろいろなデザイン制作に取り組んでいたのですが、その中で「これを作ってほしい」と依頼されたものを言われた通りに作ることを求められたことがあったんです。その時に違和感を覚えて、自分なりに目的やターゲットを明確にして作ってみたりして。そんな経験を通して、自分なりのデザインの考え方や価値観に気づいたんです。私は「誰のために作るのか」や「何のために作るのか」をしっかりと考えながら作ることが好きなんだって。そして、「あ、これってUXデザインだ!」と一周まわって気がつきました(笑)。それ以降、UXデザインと真っすぐに向き合えるようになりましたね。

    悩みながらも立ち止まらず、いろいろ体験し続けたから光を見つけられたんですね。就活ではどんな業界を見て回ったんですか?

    大橋:

    ユーザーの言葉や行動をもとに導き出された課題を解決するためにデザインし、求める人のもとに届ける。そんなUI/UXデザイナーという職業に魅力を感じていたので、業界は絞らずにさまざまな会社を見ていました。ただ、自分の中で「人に寄り添い、課題の本質を追求できる仕事か」という判断軸があったので、一つのプロダクトに深く、長く関わることができる事業会社に興味を持っていました。

    その中でパーソルキャリアを選んだのはなぜですか?

    大橋:

    デザインの上流から下流まで携われること、デザイン職がUI/UXデザイナー、リサーチャー、サービスデザイナーに分かれていて各分野の専門家と関わりながらはたらけることなど、理由はいろいろとあるのですが、一番の理由はパーソルキャリアではたらく人を好きになったことでした。何度か面談をさせてもらったのですが、どの方も一方的に会社の話をするのではなく、私の中にある言葉や想いをなんとか引き出そうとしてくれたり、私と同じ目線に立ってこれからのキャリアについても一緒に考えてくれたり…。私を大勢いる就活生の一人として見るのではなく、一人の個人として、ていねいに向き合っていただけたのがとても印象的でした。そして、気がついたらこういう人たちと一緒にはたらきたいと強く思うようになっていたんです。また、当時リサーチャーの仕事にも興味をもっていましたから、キャリアチェンジや職域を超えてはたらける環境とそれを実現するバックアップ体制があって、将来の選択肢が広げられるのも魅力でした。はたらくならここしかない、と思いましたね。

    「積極的な受け身」の姿勢で重ねる経験が、私の輪郭を形作っていく。

    入社後、デザインに対する考え方に変化はありましたか?

    大橋:

    ユーザーが一歩踏み出しやすい道をつくることがデザイン、という風に捉えているのですが、デザインする対象は組織内に無数にあると感じています。スムーズなプロジェクト進行のための工夫もそうですし、メンバーが主体的に学びたくなる勉強会の設計もそう。若手はどうしても教わる立場になることが多いのですが、経験が浅い人間だから見える景色があって、それが誰かの学びになることもあると思うので、私も臆することなく、組織や環境をデザインする側にまわりたいと考えるようになりました。

    では、仕事の面白さややりがいについてはどうでしょう?

    大橋:

    UI次第でユーザー体験が大きく変わることは、やはり面白いですね。学生時代は実装したものを作る機会がなかったので、たとえばボタンの文言や装飾といった小さなUIの変化がサービスのUXに大きな変化をもたらすことを実際に経験したときは、UIデザインの奥深さに目を開かされた思いでした。誰かの行動を変えるってすごいことで、それがポジティブなほうに変わるならなおさらです。自分がささやかにでも、一人ひとりの行動やその決断を後押しできることはとても大きなやりがいで、UIデザインをとことん極めたいという思いがどんどん湧き上がってきています。

    社会人生活も2年目、仕事上で大切にしている価値観はありますか?

    大橋:

    「積極的な受け身の姿勢を大切に、とりあえずやってみること」でしょうか。受け身ってネガティブに捉えがちですけど、私の場合は誰かの言葉や後押しをきっかけに新しい世界を知ることがすごく多くて。なので、いったん流れに身をまかせる、まず受け入れてやってみることを大事にしています。かといって流されっぱなしでは、沖まで流されて漂流しちゃいますから(笑)。挑戦したらその後でしっかり内省をして、それを繰り返していくことで自分の軸が少しずつ見えてくるんじゃないかなと思っています。社会人2年目で軸ができているとはまだまだ言えませんが、日々の仕事を頑張りながら「私はどういう業務がしたいんだろう」「私はどういう道に進みたいんだろう」と考えていくことで、世界の広さを体感しながら自分の進んでいく道が少しずつ見えてくるだろうと、そんなイメージを持っています。

  2. (02)

    (生き方のスタイル) Style of Life

    「好き」をアンテナに、街・モノから立ち上る物語と出会いたい。

    ワーク・ライフ・バランスのために意識していることがあれば聞かせてください。

    大橋:

    現在リモートワークが主ですから、新卒研修で産業医の方から教わった「終業後にはパソコンを閉じ、見えないところにしまう」は実践しています。

    学生時代は24時間課題や制作が頭をよぎりPCも開きっぱなしでしたが、時に苦しくなってしまったこともありました。今はPCを閉じて夕食のメニューを考えたり散歩に出かけたりと切り替えができていますから成長しましたね(笑)。

    街歩きや古き良きレトロなものがお好きだそうですね。

    大橋:

    最終目的地だけを決めて、後は心のままに歩いたりもよくします。自分のフィルターがかかると世界が狭まるのでプライベートでも積極的な受け身で流れに身をまかせることを大事にしていて、ふと目に入った人だかりに何があるのか見に行ったり、自分の想定にない偶然の出会いや発見があると、とてもうれしいです。歩き慣れた道も少し外れると新しいお店を見つけたりできますし。気を抜くとコピペしたような同じ毎日になりがちですから、気ままに歩くのはとても大切な時間になっています。実は気がついたら3万歩以上歩いていたという日もあって、その時はさすがに足が痛かったです(笑)。

    レトロ好きは、見た目の美しさに加えて、かつて祖母が暮らしていた古い家で過ごしたことも影響していると思います。祖母が使った黒電話や箪笥、祖母の筆跡が隅に残った障子……そんなものに囲まれていたので、時代を超えて人と関わるところに何とも言えない心地よさを感じるんですよね。

    今も、古い外国のポストカードの裏に知らない誰かの自筆の文字を見つけたり、元の持ち主が使用開始日を筆で記した古家具なんかを見ると胸がキュンとします(笑)。前後の文脈を想像させられる物に惹かれますし、それを時を経て自分が触れているのがうれしくなるんですよね。

    東京駅付近もお好きだそうですが、どんなところが?

    大橋:

    重厚感のあるレトロ建築が残る古き良き世界観とオフィスが立ち並ぶ丸の内口とのギャップも好きですし、地方出身の自分には異世界にきたような、昔から変わらず高揚感を抱く場所です。そんな東京駅が今は通勤路となっているので、異世界が日常に溶け込むような、興奮するけど落ち着くような不思議な感覚があって、今だに出社日の帰路にライトアップの東京駅を見るたびテンションが上がっています(笑)。

    大橋さんの目を通してみると日常に輝きがたくさんありますね。素敵だと感じるデザインに何か傾向があったりするんですか?

    大橋:

    「余白にあるデザイン」でしょうか。商品ラッピングにあしらわれた装飾、ステンレスの無機質な空間に彩りのために設えられたタイル、視線を遮るためなら普通の曇りガラスで良いのにあえて装飾を施した磨りガラス、とか。なくても構わないけれど気づくとキュンとくる物たちに心惹かれます。意識しなければすっとすぎていく瞬間が、誰かのこだわりや一手間によって尊いものに変わるのが好きで、素敵だなぁと。そういうデザインは心や時間にゆとりがあってこそで、余白に生まれるデザインだと思うので、自分も余白をもてる作り手でありたいと考えたりしています。

  3. (03)

    (未来へのスタイル) Compass to the Future Compass to the Future

    心と行動をポジティブに変えるデザインで、誰かが一歩前進するきっかけを届けたい。

    これからパーソルキャリアで実現したいことを教えてください。

    大橋:

    まずは何よりUI/UXデザイナーとしてプロになることですね。リサーチャーへの転身も視野に入れて入社しましたが、仕事でUI/UXの奥深さを体感したことでキャリアの土台としてUIデザインをもっともっと磨きたい思いが高まっています。「なぜ」「どのように」と常に考えてアウトプットの質を高め、ユーザー理解を深めて、多職種の方々とも距離感を縮めていきながら、プロとして周囲の人や組織にもっと貢献できる自分に成長したいです。

    一人のデザイナーとして作っていきたい未来はありますか?

    大橋:

    「価値あるものを長く使い続ける体験」に少しでも寄与していきたいです。長く使い続けられるデザインは、機能的であるだけでなく、使用者に深い意味や感情的なつながりをもたらすものだと思うんですね。装飾や機能の域を超えて、繋がりや共感を深めるきっかけを提供したいですし、社会課題の解決までいかなくとも誰か一人でも一歩前進させられるデザインを自分ができたなら本当にうれしい。その志を叶えるためには、転職希望者と企業の双方に有意義で感情的にも満足できる体験を日々の仕事で作っていくこと。そして、一歩一歩進んでいく姿勢は忘れないようにしたいですね。

    これからパーソルキャリアでどんな人と一緒にはたらきたいですか?

    大橋:

    目の前の人、物事に誠実に向き合ってくれる方ですね。それは私が就活で出会ったパーソルキャリアの先輩方の姿であり、私自身の目標でもあります。一人だけでは想像しきれないこと、不足する視点が多いと日々痛感していまして、互いを尊重しながら最善の解決策を協力して導き出せるような良いお仕事をぜひ一緒にしたいです。

    進む道に悩んでいる学生や転職希望者者の方々にアドバイスをお願いします。

    大橋:

    私もそうでしたが、自分が何をやりたいかがわからないって意外と多いと思うんです。そんな時は、いま楽しいと思っていることを、抽象的でもいいので言葉にしてみることをオススメします。なぜ楽しいんだろう?それができる人ってどんな人だろう?少しずつ解像度を上げていけば、なにか見えてくるものがあるはずですから。そうして見つけた目標も気持ちも知識や経験で変わっていくものなので、長く縛られる必要もなくて「今はそう思う!いったんやってみよう!」ぐらいの柔らかさで道を選ぶのも一つだと思うんですよね。その時々で納得していれば後悔もないですし、その先に違う道が広がることだってあります。

    私自身も、UI/UXデザイン領域での職種選択に迷いましたがパーソルキャリアのリクルーターの方々から言語化のサポートを受け、自分なりに言葉にしていったことでファーストキャリアとしてデザイナーの道を選ぶことができました。もちろん後悔もしていません。自分がしてもらったようにみなさんが道を見つけるお手伝いを少しでもできたらうれしいので、お目にかかる機会があればぜひお話しましょう!

    ※ 所属・肩書および仕事内容は、取材当時のものです。

    執筆:宗像 誠也(White Note Inc. )
    撮影:吉田 周平
    編集:重松 佑(Shhh inc. )

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