「デザイナーのキャリアオーナーシップ探索プロジェクト」実施の背景
ビジネスの世界で、デザインの必要性が話題に上がるようになって久しいですが、いわゆる経営・テクノロジーの知識・経験を持つ高度デザイン人材はまだまだ不足しています。また、企業のデザイン人材が求められる知識量や役割の大きさに対して、キャリア形成の機会や活躍できるフィールドは少ない現状にあります。これらは、ロールモデルの不在なども要因として考えられます。
パーソルキャリアでは、「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」をミッションに掲げ、「キャリアオーナーシップ」を育む社会の創造を目指す取り組みを行っています。「キャリアオーナーシップ」とは、自身のキャリアに対し主体的に取り組む意識と行動のことです。デザイン組織やデザイナーという職種においても、その例にもれません。
本プロジェクトでは、デザイナーのよりよいキャリアを後押し、活躍するフィールドを広げることを目的に、調査報告書やデザイナー向けのキャリアを振り返るツールなどを、全5回にわけてFacebookページにてお届けしてまいります。一人でも多くのデザイナーのキャリア形成のヒントとなれば幸いです。
デザイナーのキャリアオーナーシップ探索プロジェクト 第2弾
「地域デザイン人材にみるキャリアオーナーシップを育む環境要因」調査報告書概要
デザイン人材のキャリア形成に、どのような環境要因(ヒト、モノ、コト)が影響を与えたのか。
デザイナーのキャリアオーナーシップ探索プロジェクト第2弾では、「デザイン」を通して、地域をエンパワーメントする事業や活動を行う「地域のデザイン人材」にフォーカスをあて調査を実施。各地域で活躍する以下4名のインタビューを行いました。
- 北海道札幌市 上田 亮(株式会社COMMUNE代表/クリエイティブディレクター)
- 福井県鯖江市 新山 直広(合同会社TSUGI 代表/デザインディレクター)
- 和歌山県紀南地域 森脇 碌(TETAU事業協同組合 理事/プランナー/デザイナー)
- 島根県松江市 安田 陽子(株式会社あしたの為のDesign デザイナー)
デザイン人材を育む環境要因
4名の「地域に根ざして活動しているデザイン人材」と、デザイン人材と関わりの深いクライアントやパートナーなどのステークホルダーにインタビューを実施した今回の調査。1章では、それぞれのキャリアパスに影響を与えた「ヒト・モノ・コト」のエピソードを抽出・分類し、環境要因との巡り合わせをチャートとして可視化しました。
チームのキャリアデザイン
キャリアオーナーシップは「デザイン人材自らの主体性により獲得されるもの」である一方で、デザイン人材を活躍させたい組織やチーム、マネージャーやリーダーができることとはなんでしょうか。2章では、チームの育成に取り組む必要がある方々に向けた、メンバーがキャリアオーナーシップを獲得する要因に繋がりやすい状況をデザインするためのスタディや視点、アイデアをご紹介しています。
前後の文脈を拾えるよう、調査生ログも掲載
3章では、特に地域に根ざした活動を志すデザイン人材に向け、前後の文脈を拾えるよう、編集を最小限に抑えた4名の実際の発言に近い「生ログ」を掲載しています。
デザインする人のキャリアデザイン第2弾レポート「地域デザイン人材にみるキャリアオーナーシップを育む環境要因」
デザイン人材のキャリア形成には、どのようなヒト、モノ、コトが影響を与えたのか。また、どのような環境要因によってキャリアを変化させたのか。
デザイナーのキャリアオーナーシップ探索プロジェクト第2弾では、「デザイン」を通して、地域をエンパワーメントする事業や活動を行う「地域のデザイン人材」にフォーカスをあて調査を実施。各地域で活躍する以下4名のインタビューを行いました。
第3弾以降のレポートもFacebookでも発信していきます。
Facebook公式ページ「NUTION by PERSOL CAREER」にて、今後の調査レポート情報や、調査レポートから抽出した内容をもとに自身のキャリアを振り返ることができるツールもご紹介します。
※ 所属・肩書および仕事内容は、取材当時のものです。
(NUTIONで一緒にデザインしませんか?)
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